フィリピンコミュニティが文化・芸術・食を祝う フィリピンフェスティバル東京2025

2025年12月5日東京―東京のフィリピン人コミュニティは、2025年11月29日~30日に東京渋谷の代々木公園で開催された第28回フィリピンフェスティバル東京2025において、フィリピンの文化、製品、舞台芸術、食文化を祝いました。本フェスティバルはフィリピン・アシスタンス・グループ(PAG)のフィリピンフェスティバル委員会が主催し、在日フィリピン大使館が後援しました。 フィリピン人コミュニティや地元コミュニティから50万人を超える来場者に加え、国際的なゲストも参加し、待ち望まれたフェスティバルが開催されました。 「フィリピンフェスティバルは、日本在住フィリピン人にとって毎年最も待ち望まれる行事であり、フィリピン人のコミュニティ精神と友愛を象徴するものです。フェスティバル委員会と多くのボランティアによる数ヶ月にわたる努力が実り、この週末は楽しみと祝祭、友情に満ちたものとなりました」と、ミレーン・ガルシア=アルバノ駐日フィリピン大使は2025年11月29日に開催されたフェスティバルの開会式で述べました。 「様々なブースや活動を通じて、フィリピンが誇る最高の魅力を紹介するとともに、フィリピンと日本の深くダイナミックな絆を誇りをもって紹介します。まさに、2026年に迎える両国国交正常化70周年にふさわしい幕開けと言えるでしょう」と大使は加えました。 開会式には、フェスティバルの主賓である大西洋平外務大臣政務官が出席、フィリピンと日本の強固な人的交流を強調されました。外交団、長野県南牧村関係者、フィリピン政府機関・市民社会団体・フェスティバル協力団体の代表者らも式典を彩り、PAGフィリピンフェスティバル委員会のベルリト・カプロン委員長が乾杯の挨拶をしました。式典後にはレセプションが開催され、出席者はフィリピン料理のビュッフェを楽しみました。 2日間にわたる文化と食の祭典では、大使館のブースがフィリピンのクリスマスビレッジを再現、スタンプラリーコースを設置。さらに農産物やクリエイティブ産業のPRも行われました。 フェスティバル期間中大使館はフィリピン人コミュニティ向けに、政府サービスキャラバンを通じてサービスを提供しました。このキャラバンは大使館の領事部及び移住労働者部、ならびに社会保障機構、フィリピン統計庁、住宅開発相互基金(Pag-IBIG)、国家捜査局の代表者によって運営されました。期間中、キャラバンでは合計1,564件の公共サービス手続きに対応しました。 日本ASEANセンターの協力により、大使館はフェスティバルに参加しました。 フェスティバルでは、多彩なパフォーマンスが披露され、11月30日には世界的に有名なフィリピンのサント・トマス大学合唱団がフィリピン民謡やクリスマスキャロルを歌い上げました。フィリピンと日本を拠点とするアーティスト、ガビー・コンセプションやクラリス・デ・グズマンをはじめ、様々なフィリピン人・日本人パフォーミンググループが、活気あふれる歌と踊りのパフォーマンスでフェスティバル参加者を魅了しました。フィリピン人コミュニティもまた、フィリピンの文化、才能、舞台芸術を称えるフェスティバルのコンテストに参加しました。