
フィリピン大使、群馬での講演にて 価値観の共有とグローバル・シチズンシップを提唱
2025年6月26日東京-ミレーン・ガルシア=アルバノ駐日フィリピン大使は群馬県を訪れ、五井平和財団と群馬県立女子大学(GPWU)が共催する 「グローバル・シチズンシップ‐大使リレー講座」にて基調講演をしました。「世界の中のフィリピン: 価値観、アイデンティティ、平和のための外交」と題された講演は、フィリピンと日本の対話、文化理解、人と人とのつながりを促進することに焦点を当てました。 ガルシア=アルバノ大使は、GPWUの国際コミュニケーション・プログラムの学生と教職員を前に、カプワ(共有されたアイデンティティ)やバヤニハン(共同体の団結)といったフィリピンの文化的価値観を踏まえながら、人間性の共有と世界的責任というテーマで講演を行いました。大使は、外交と平和構築における共感、包括的リーダーシップ、異文化間コミュニケーションの重要性を強調しました。 「平和とは、単に争いがないことではなく、正義があり、包摂があり、持続可能な発展があることです。」と大使は述べました。「国際コミュニケーションの学生である皆さんは、皆さんの世代を特徴づける会話やつながりを形成するユニークな立場にあります。あなた方の声、アイデア、行動は重要であり、橋渡し、より深い理解の促進、共感を伴った指導のために、それらを活用してほしいと思います。」 また大使は、女性首席交渉官が署名した唯一の和平合意であるバンサモロに関する画期的な包括協定に触れながら、「女性、平和、安全保障」といったアジェンダに対するフィリピンのコミットメントも強調しました。また、包括的で強靭な社会を構築する上で、女性と若者は極めて重要な役割を担っていると述べました。 このセッションでは学生との活発な質疑応答が行われ、フィリピンやフィリピンと日本の関係についてのビデオプレゼンテーションも行われました。講義の最後には、大阪で開催中の万博のフィリピン・パビリオンの映像が上映されました。 五井平和財団は、2005年より群馬県立女子大学国際コミュニケーション学部と共催で「グローバル・シチズンシップ‐大使リレー講座」を開催しています。今年で20回目を迎えます。 この講義に先立ち、ガルシア・アルバノ大使は高崎市のサンヴァーテックス社を訪問し、フィリピン人労働者や小川典子社長を含む同社関係者と面会しました。ガルシア=アルバノ大使は、同社がフィリピン人の才能を支援し、両国の経済交流に貢献していることを称賛しました。 また大使は、大塚康裕群馬県副知事を表敬訪問し、観光、教育、労働力開発、フィリピン人と日本のコミュニティ双方に利益をもたらす地域パートナーシップなどの協力分野について話し合いました。高崎市とフィリピンのムンティンルパ市の姉妹都市関係が例にあげられました。 訪問の締めくくりとして、大使は群馬県内のフィリピン人コミュニティーのリーダーたちと会談し、在外フィリピン人の福祉を促進し、フィリピンおよび日本の受け入れコミュニティーの双方とのつながりを強化するための大使館の取り組みを再確認しました。 群馬県には推定で9395人のフィリピン人が暮らしています。
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国際麻薬乱用と不正取引防止デー [NEW]
06/26/2025 •
🗓️6月26日-国際麻薬乱用と不正取引防止デー すべての命には守る価値があります。すべてのコミュニティーは健康、平和、安全に値します。 国際麻薬乱用と不正取引防止デーに際し、私たちは、薬物のない、力強いフィリピンへのコミットメントを再確認します。 📣 教育し、更生させ、協力しましょう。 誰も置き去りにはさせません 💪 #IDADAIT2025 #DrugFreePH #TogetherForPrevention

国境を越えた未来を築く:フィリピン、笹川平和財団のシンポジウムにて移民支援政策について共有 [NEW]
06/25/2025 •
2025年6月25日東京‐フィリピン大使館は、2025年6月19日に東京で開催された笹川平和財団(SPF)主催の「外国人コミュニティと共につくる多文化共生社会」に共催・参加しました。シンポジウムでは、フィリピン、ネパール、ウズベキスタンの事例が紹介され、日本におけるより包括的な社会づくりのための実践的な戦略を探りました。 ミレーン・J・ガルシア=アルバノ駐日フィリピン大使は挨拶の中で、移住の人間的側面を強調し、「移住とは単に人を移動させることではなく、国境を越えて生活、家族、未来を築くことです。私たちのパートナーの思いやりと協力があれば、私たちの人々が歓迎されるだけでなく、成功するための力を得ることもできるのです」と述べました。 在日フィリピン大使館は、外務省移住局、在外フィリピン人委員会、移住労働者事務所と緊密に連携し、出国前および入国後の実務的な支援を行っています。また、在大阪総領事館、在名古屋総領事館、在北海道名誉領事館とともに、フィリピン人コミュニティ・リーダー、地方自治体、支援団体とも積極的な協力関係を維持しています。 2023年以来、笹川平和財団は大使館、地域団体、日本の入国管理庁と協力し、フィリピン、ネパール、ウズベキスタンから新たに入国した外国人のためのオリエンテーション・プログラムを実施しています。この取り組みは、日本政府が2022年に発表した「外国人との共生社会の実現に向けたロードマップ」を支援するもので、アクセシブルな情報と言語支援に重点を置いています。

(English) ADVISORY: Implementation of the Philippine e-Visa System [NEW]
06/25/2025 •
申し訳ありません、このコンテンツはただ今 アメリカ英語 のみです。

フィリピン大使館、フィリピン系アメリカ人ピアニストの東京でのショパン・コンサートを後援
06/19/2025 •
2025年6月18日 – フィリピン大使館、ミレーン・J・ガルシア=アルバノ駐日大使は、フィリピン人の優れた才能を紹介する活動の一環として、 渋谷ホールで開催された、ジム=アイザック・チュア氏と日本人ピアニストの鶴澤奏氏との「ショパン‐舞と詩のあわいに」と題したピアノコンサートを後援しました。 両名は、ショパンの名曲の数々を披露し、コンサートに足を運んだ観客を魅了しました。 また、クリスチャン・L・デ・ヘスス次席公使も大使館からこのコンサートに参加しました。
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お知らせ»
06/25/2025 •
(English) ADVISORY: Implementation of the Philippine e-Visa System [NEW]06/07/2025 •
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